市場の動向を的確にとらえ一歩先行く製品づくり
技術を生かして豊かさを創る精密工業(株)
精密工業(株)は、情報産業を支えるさまざまな設備に不可欠である、多種多様なロールシャフトを製造し、各分野で貢献しています。
"ロール&ロール"このシンプルな素材の組み合わせから生み出されるさまざまな製品群。精密工業(株)は、あらゆるバリエーションに対応出来る生産管理体制を日々追求しています。
材料から熱処理、機械加工、研削、工業用クロームメッキ、ロール鏡面仕上げまで対応できる、安定した仕上がりと高度な品質精度が、精密工業(株)の誇りです。
ロール製作
ここでは多重管構造のジャケットロール製作に重要な『内部構造』・『表面仕上げ』を説明しています。
『ロール製作の流れ』も説明していますので、ジャケットロールの世界を少しでも知っていただければと思います。
ロールの内部構造
溶かされた樹脂によって熱されたロールの表面を、内部に流路を作り水や油を通すことによって、一定の温度を保持することができます。
流路のパターンも機械仕様や流す樹脂の種類によって様々で、螺旋仕様でも2条・3条・4条とあり、長手方向に流路が往来するパス方式などもあります。
表面仕上げ
1. 超鏡面仕上げ(Ry0.05s以下)
高機能フィルム製造には欠かせない超鏡面ロール
高機能フィルムを製作するにあたって、欠かす事の出来ない鏡面ロールですが、表面粗度も様々で近年では超鏡面の製作依頼が多く、市場 でのフィルムに対する高品質を求める声が高くなっております。
精密工業では硬質クロームメッキ後のロール表面を、Ry0.05s以下に仕上げることが可能です。
2. 梨地仕上げ
フィルムの離形性を高める梨地(サテン)仕上げ
梨地(サテン)仕上げとは、ロールの表面にサンドブラストする事で細かな凹凸をつくり、仕上げる表面処理方法の事を言います。
装置内で非常に薄いフィルムがロールを通る際に離形性を上げる為、表面を梨地(サテン)に仕上げる仕様があります。
梨地には前サテン処理と後サテン処理とあり、使用する場所により処理を使い分けます。
3. エンボス、彫刻加工
印刷機業界で欠かせない、インクの搬送や糊の定量供給などの目的で表面に彫刻を施します。
協力会社との連携により様々な彫刻加工に対応いたします。
ロールシャフト
次のページでは「ロール製作の流れ」をご紹介します。